日本のパチンコ産業
わたしの経験のなかで一度おどろくべき事態に遭遇したことがあります。
数年前のある日、わたしはアメリカからやってきた学者夫妻に東京を案内することになりました。
かれらもわたしと同業の社会学者ですから、日本人の生活のさまざまな断片にふれたいという深い興味をもっていました。
わたしはかれらを有楽町ガード下の焼鳥屋に招待し、そのあと浅草まで足をのばし仲見世から観音様まで案内し、そのかえりがけにあるパチンコ屋にたちよりました。
わたしはあれこれとあげつらってはいるものの、パチンコについてけっして熟達しているわけではありません。
「技能」などはこれっぱかしももちあわせていません。
・・・一方、アメリカ人のほうはどうかというと、かれらにとってはこれがパチンコというものをみる完全な初体験です。