子どもの教育について 6
しばらくして、彼女の夫の海外出張がきまり、家族四人が力をあわせて海外での生活をすることになりました。
渡米して一ヵ月ほどしてきた手紙には、「おかげ様で新しい生活は、家族全員がそろってすごす時間が多いために、新鮮で子どもたちも大喜び。
いつの間にか夜尿症もなくなっていました」と書かれていました。
アメリヵの刑事学者グリュヅク博士が、どんな因子が子どもを非行行動へとかりたてるのかを、四百二の因子について、統計的に調べたところ、子どもが、六、七歳のときの親の状態が、いちばん大きい影響をあたえる、という結果がでました。
その親の状態とは、この時期に父親が厳格すぎたり、気まぐれであったり、父や母が子どもに無関心だったり、子どもを憎んでいたり、家族が精神的に結びついていなかったりということです。
この調査報告をうけて、ある病院の院長先生は、「子どもが三歳のときと中学二年生ぐらいのときは、自我形成のうえでも対人関係の形成のうえでも大きな意昧をもち、傷つきやすい時期なので、とても大切だ」と強調されています。
子どもが小さい時の環境はとても大切というのは何となく知っていたのですが、こういう意味もあったんですね。