「日米安保」とは・・・その1
日本中どこでも配置できる米軍事力によって、一つは、冷戦下における米国の世界戦略(ソ連封じ込め)を遂行すること、他の一つは、日本を監視することによって、その軍事化を阻止することでした。
この基本線は、新安保になっても変わらず、今日まで維持されています。
ただ旧安保は、独立国同士の条約としては、ひどく不平等でした。
内乱条項があるうえに、日本を米軍が防衛する義務がうたわれていませんでしたかった。
それでいて、米軍の基地使用には制約がありませんでした。
こうした点での改善をめざしたのが、六〇年に全面改定された新安保です。
不平等の是正というプラス面の功績がありながら、改定にあたっては国論を二分する「安保闘争」をまきおこしました。
これは、冷戦の激化に伴って、米国が安保条約をそれに対応できるものに仕立て直そうとしたことが、大きく響いています。